ダメな子ほど可愛い
うちにね、かわいいにゃんこさんがいましてね
その名も「にゃん」とふざけた名前をつけられたかわいいにゃんこなんです。
その子が去年18歳でバイバイしたんです。
当時は母親が毎日涙を流し、九州男児の父がそんな母を「いつまで泣くんだ!」と言いながらさみしそうに被写体のいないカメラをお手入れする場面をよく見てまして
ああ、無常・・・と思ったものです。
そんな私は何を思ってか強がることしかできませんでして、泣いている母親を見て見ぬふりをする度に「悲しくないの?」と震え声で言われていました。
そんなにゃんの写真は、おじいちゃんとおばあちゃんの遺影と並んでいるんですけど、3枚の中で一番サイズが大きいんですね。
しかも魚をつまみ食いして怒られた時に撮られたふてくされた写真なんです。
かれこれにゃんがいなくなって半年が過ぎましたが、どうしてこの写真を選んだのか最近になってわかった気がします。